2013年12月13日金曜日

ジャズマンガ「ブルー・ジャイアント」 その2

ブルージャイアント、どんどんおもしろくなっていますね。ネタバレになるので、楽しみにしていてまだ読んでいない人はここから先は読まないでください。



宮本大、商店街の真ん中でブロウして、いろんな人たちに感動を与えていたね。宮本のプレイを聴いたミュージシャンが「自分のほうがフレーズでも負けないが、あいつには勝てない」というようなセリフを言っていた。

この話とまったく逆の意味になるんだけど、有名なエピソードがある。

レスター・ヤングとチュー・ベリーがテナー・バトルをしたとき、明らかにレスターのフレーズが多彩でチュー自身もレスターの演奏が終わったときに「俺の負けだ」とうなだれていたのに、聴衆はチューのほうに大きな拍手を送った。フレーズの多彩さよりもチューの音量が大きいことが評価された。聴衆は難しいことをしても理解してくれないのだ。

 というエピソードね。フレーズで負けても云々というあたりは似ているけど、肯定的か否定的かという点で正反対だね。



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