2014年9月30日火曜日

デオダート「ツァラトゥストラはかく語りき」






ジャズで名演を残した曲の原曲とか初演って聴きたくなりますよね?
たとえばおいらの場合はビル・エヴァンスの「ナーディス」を聴いてキャノンボールの初演が聴きたくなったことがある。映画音楽とかディズニーとかポップスとかけっこうある。クラシックでいうとヒューバート・ロウズの「春の祭典」とかね。

でもたいていは期待を裏切られることが多いと感じるね。クインシー・ジョーンズの「TELL ME A BEDTIME STORY」なんかはハービーの初演きいたときガクッときた。いまでは好きだけど・・・。

ところでこの「ツァラトゥストラはかく語りき」、名演ですねえ。まさに宇宙の旅というか。これもオリジナルのクラシックのやつはどんなんだろうとおもって聴いてみました(ちなみにレコード・CDは絶対にレンタルではなく購入して聴くようにしている、友人が持っている場合は借りるけどw)。感想はというと・・・

まさに出だしだけ、あのフレーズ以降はだらだらと盛り上がらない演奏がつづく。こういうとクラシック・ファンからはばかにされるんだろうけど正直な感想だからしょうがない。
「音楽は苦痛であってはならない」というのはジェリー・ロール・モートンの言葉だけど、クラシックのほうがジャズより苦痛な曲が多いぞ。フリー・ジャズよりもメカニカルなバイオリン・コンチェルトとかメシアンとかの前衛を聴かされるほうがつらい。




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2014年9月29日月曜日

スティット、パウエル&J.J.




SONNY STITT, BUD PUWELL, J.J.JOHNSON

ビバップ期の名盤として有名なこのアルバム。ジャズを聴き始めたころから存在はしっていたけど、当時バリバリのパーカー信奉者だったおいらはまったく魅力を感じなかった。「スティット?ビバップのサックスといったらパーカーでしょ」といったところだ。その後友人から借りて聴いてみたものの、パーカーが一番という先入観のせいかイマイチ身が入らなかった。

しかし守安祥太郎の伝記でこんなシーンがある。どのレコードがいいか人に聞かれた守安が「ソニー・スティットとパウエルとJ.J.のやつ。あれはいい」と答えるのだ。おお、守安氏がいうのだから本当にいいのだろうとおもってさっそく聴きなおしてみた。
うーん、確かに名盤。そういえば、ブルージャイアントの第32話でも、大くんが「スティットいい!」と言っていたね。


でも別テイクはいらんですな。




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