2015年4月30日木曜日

映画「セッション!」




予告編をみた。少しちがうとおもった。実際はどうなんだろう。

さてこの映画、菊池成孔氏がボロクソの批評を書いたことに対して映画評論家の町山智浩氏が反論、それについて菊池氏が回答するということがネット上であった。
おいらは観てないからなんともいえないけど、予告編と批評にでてくる映画の内容から判断して、菊池氏のいってることに分があると感じた。100%ではないけど。

町山氏の菊池評に対する批判はズレている部分もある。映画の内容とはちがうけど、白人が黒人にジャズを教えることを批判した菊池氏に対して、アジア人としてジャズを教えている菊池氏はどうなんだみたいなことを言っているが、意味が全然ちがう。菊池氏の文章を読むとわかるのだが、白人(の一部)はジャズが黒人のせいでわるい印象を持つようになったが本来はアメリカの(黒人の、ではない)立派な音楽であると考えているわけで、白人がジャズを教えるというのはその考えに基づく(かもしれない)ものであり、それとアジア人が自国の人間にジャズを教えるということは全然ちがう次元の話だ。そこが一番気になった。

そういや以前、この「セッション!」の監督による、「グランドピアノ 狙われた黒鍵」という映画を見たことを思い出した。わずか80分程度だが、実に見るのが苦痛なヒドイ作品だったw 映画評論家の町山氏はこれも褒めているような書き方だな・・・
 
どういう映画なのかというと、復帰リサイタルを行う天才ピアニストに「本番中ミスタッチしたら殺す」という脅迫状が届く。噴飯モノなのが、主人公がステージ上で弾きながらいろいろ考えをめぐらすシーンが延々続くところ。本番中にそんなことできるわけないだろ~監督は何も分かってない。


とまあ、今回は映画評でなく「映画評」評。





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2015年4月29日水曜日

4月26日の「題名のない音楽会」



426日の「題名のない音楽会」は、鉄道をテーマに、それに関する曲を演奏するという企画だった。クラシックの曲をいくつかやったあとに「A列車で行こう」をやったのだけど、クラシックのオーケストラが演奏すると普段知っているものとはちがう、なんともいえない優雅な感じ。違和感はあまりなかったね。

意外だったのは、この曲だけオーケストラのメンバーが体を動かしてノリながら演奏していたこと。吹奏楽のわざとらしい左右向いたり立ったり座ったり、ではないですよ。自然に体が動くというやつ。いつも不動の演奏家を曲想がのせてしまうということだね。ジャズは偉大だなと感じた。




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