2017年10月30日月曜日

ブルース


おいらは経験上、曲を覚えれば覚えるほどうまくなっていくと思っている。例えば、セッションで毎回楽譜を開いて演奏するのではなく、やる曲を覚えて何も見ないで演奏する、たったそれだけで実力はついていくと思っている。論理的な説明はできないけどね。

そういうこともあり、「枯葉」ですらいまだに覚えずに楽譜を広げるベテランに対しては信じられない思いだ。新人ならともかく。

しかし、もっとすごい人がいる。ジャズをやって20年とか30年というキャリアで、いまだにブルースをやろうというと楽譜を見る人がけっこう多い。たった12小節ですよ、それなのに。

覚えていないことだけが問題なのではない。ブルースは即興的にコードを変えるのが普通(ですよね?)なのに、それを毎回同じ進行でやるわけだ。まったくもってエキサイティングではない。
たまにピアニストに、ブルースの楽譜なんてどれも同じだろうということでおかしな楽譜を見ながら演奏されると、4小節ずっとI7で、当然3行目はV→IV→Iという、どブルースみたいなことを何の疑問もなく、毎コーラス繰り返されるときがあるが、理解不能である。







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2017年10月29日日曜日

第16回東京ジャズ





ようやく第16回東京ジャズを見た。

80歳となったロン・カーター率いるカルテットが出演していた。そこでふと思った。なぜロンを呼ぶのだろうか。高齢がわるいとは言っていないが、彼は集客に貢献しているのだろうか。
「日本でロン・カーターが人気」という間違った風評が21世紀になってもまだ消えていないのか。まあ別にいいけど。

と思っていたら、実際に観に行ったおいらの友人の一人は「出演したなかでロンのカルテットが一番よかった」といっていた。そうか、そういう人もいるんだな。しかしもうひとりの友人は「ロンのバンド最悪www」といってた。

どうでもいいが「ジャズ・ベースの王者」という呼び方はやめてほしい。彼が王者だった時期は過去にもない。




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2017年10月28日土曜日

エイゴワカリマセーン



前にも言ったけど、曲名をちゃんといえない人がときどきいる。言えない曲の筆頭は”THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU”だね。”THERE WILL BE NEVER BE ANOTHER YOU”とか”THERE ARE NEVER ANOTHER YOU”とか言ったりしている。セッションとかでは「アナザーユー」で通しているね。たいした英語ではないのに、なぜかと思う。というか、ちゃんと題名を認識しない人がいることが不思議だ。

ところで最近はページ数で曲を言っているひともいる。「○○やりましょう」というと「何ページ?」と返す人とか、ひどいのになると最初から「○ページお願いします」と言っている。共通の楽譜集持っていない人にはなんのこっちゃというところだろう。黒とか青とか、勘弁してもらいたい。

話を戻して、以前セッションで見た光景をひとつ。

A氏「THERE ・・・※◎○△×▲アナザーユーやりましょう」←曲名が言えないのでごまかしながら伝える。
B氏「え!?その曲知らないです」←忖度できるとよかったw
A氏「有名だから知ってるはずだよ」
B氏「いえ、やったことないです・・・」
A氏「ほら、これ!」と、楽譜集のページを開く
B氏「ああ!これね!THERE・・・※◎○△×▲アナザーユーね」←このひとも正確に言えないのでごまかしながら言う。
A氏「そうそう。THERE・・・※◎○△×▲アナザーユー」

うーん、中学生レベルの英語なのだが・・・。





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2017年10月27日金曜日

ジャズマンガ「Blue Giant Supreme」第28話

今回はよかったのではないだろうか。おいらだったらあんなドラマーとは組みたくないねw ロックじゃないんだから、ドラマーがカウントするなっつーの。

さて、誰も期待していない恒例の予想ですが、これはもう、みなさん同じ予想だと思う。そう、ブルーノは有名ミュージシャンのツアーに行く(または行く前提でリハをする)が、「何か違う、あのときのような高揚感がない」とか言って、最終的に大と組むことになるというパターンだ。

あと、おいらはまだあきらめていないがw、アフリカンの加入はある。おそらく女性のペッターだ。さすがにいくら欧州ジャズだと言ってもアフリカンなしはないだろうから。
 
ところでちらっと掲載されていた第3巻の表紙、いいねえ。フリーらしくてw



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2017年10月25日水曜日

「マイケル、サンボーンはすごい」

知人のサックス奏者Aくんから聞いた話。

Aくんはコンボもフルバンドもやっているが、それだけでなく吹奏楽もやっている。単純に楽器が好きなタイプだ。
そんなAくんがフルバンドと吹奏楽は全然違うということで、こんなことを言っていた。

「吹奏楽が、単にアーティキュレーションがどうのとかノリが違うとか、そんなことはどうでもいい。問題なのはソロの長さだ。
フルバンドなら、ソロスペースはそれでも長めに与えられるので、いつものようにジャズのソロができる。ところが吹奏楽だとソロは8小節しかないとか半コーラスしかないとか、そういう短いのが多い。そうすると軽く初めてだんだん盛り上げる、というようなこともできず、短い時間で過不足なく言い切る必要がある。書きソロするならそんな面倒はないけどw
だから、ロックやフュージョンの客演で、ほんの短いソロで表現していったマイケルやサンボーンって、ホントすごいと思う。自分だったら絶対できない」

とのこと。確かにそうだなと思った。




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2017年10月23日月曜日

MILES DAVIS “MY FUNNY VALENTINE”



MILES DAVIS “MY FUNNY VALENTINE”

いまさらこのアルバムの話をするのもおかしいくらいだね。超名盤であり有名盤。

しかし、うーん、かっこいい、かっこよすぎるアルバムだ。なんだかんだいってもやはりマイルスのクインテットはロン・カーターじゃなきゃダメだなとおもう。まあトニーのセンスには何度聴いても脱帽。叩かないという選択を10代のドラマーがするわけだからねえ。しかもみんなが恐れていたマイルスのバンドで。派手にやろうと思えばできるのにぐっとおさえたクールなドラムがじつによい。「演奏時間でギャラを払ったらドラマーが一番高い」という冗談を聞いたことがあるけど、このアルバムでいうとトニーのギャラは3番目くらいじゃないだろうか。4ビート至上最高のジャズがこの時期のマイルスだとおもう。




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