2018年1月6日土曜日

ボブ・ジェームスの悲劇



1月1日にNHKのBSプレミアムで、”JAZZ FROM NEW YORK”と題してボブ・ジェームスのライブが放送された。ブルーノートでの公演でゲストがランディ・ブレッカーだ。さすがボブ・ジェームス、グランド・ピアノとローズを使い分けていたがどっちを弾いても大きな変化はなく、スムース・ジャズになってしまう。
ドラムはベテランで素晴らしかったのに、ベーシストはカナダ出身の27歳でこのライブがNYデビューとのこと。音楽的にはわるくないのだが、いかんせん動きが・・・。クチをパクパクさせて頭ふりふり、手の動きもオーバーアクション(まだ上には上がいるけど)。
一緒に見ていた甥っ子(小学校3年生)ですら、音楽のことなにも知らないのに「動きがおかしいよね」と言っていた。おいらの知り合いにもこういう不自然な動きをする人はいるが。

「枯葉」と「身も心も」のスタンダード2曲がが素晴らしかった。番組中盤で、ボブの出世作であるTVドラマ「TAXI」のテーマ曲”ANGELA”(アルバム:タッチダウンにも収録されているね)を満を持して少しドヤ顔で弾き始めたんだけど、客層が比較的若くて40年前のドラマを知らなかったのか日本人客が多くて知らなかったのか、とにかくボブの予想していた反応がなかったように見えたのが悲しかった。



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